3月7日にデビュー9周年を迎えたCHEMISTRYが、MUSIC ON!TVと tokyobookmark とのコラボにより4日、東京・青山迎賓館でプレミアムなライブを行った。
招待されたのはトーキョー☆ブックマーク「珠玉の東京プレミアムキャンペーン」とMUSIC ON! TVからの応募から選ばれた、9組の"duo"。
恋人・友人・家族など、自分にとって大切な相手にCHEMISTRYの歌を贈るというテーマの元に集まった9組で、それぞれのエピソードに合わせた9曲が披露された。
大きなシャンデリアがきらめく、ラグジュアリーな雰囲気の会場。真っ白なクロスがかけられた円卓に座りCHEMISTRYの登場を待つ、幸運な9組。期待感と同時に、通常のライブとは違う独特の緊張感が漂う。ふたりが階段を降りてくると「あっ」という小さな声と共に沸く、温かな拍手。一瞬にして空気が変わる。
登場早々、先ほどテレビカメラの前でプロポーズしたカップルがいたのを聞きつけたふたりが「で、結果は?」(川畑)。ひとりの男性が両腕で大きな丸を作ると「おめでとうございます!でも、もしNOだったらこのライブはどうしていたの(笑)?」(堂珍)。
1曲目はそんなカップルに贈られる「君をさがしてた」。
マイクの向こう、生の息づかいも聞こえてきそうな状況の中、魔法にでもかけられたように固唾をのんで見つめるゲスト達。だが、ふたりが腰掛けたまま歌うアコースティック・スタイルということもあり、緊張感は次第にえも言われぬ心地よさに取って代わる。圧倒的な歌声に酔いしれ、その世界へ贅沢に身を委ねる9組。
シングルでまとめられた演奏曲は、リリースされた順そのまま。
「今日は1曲1曲順番に、この頃どんな気持ちで歌っていたかな?と思い返しながら歌ってます」(川畑)。ゲスト達の思いもその言葉と同じらしく、聞き入る表情には様々な思いが浮かんでは消える。「My Gift to You」では、円卓の下で思わず手を握り合うカップルも。歌い終えると「さっき握り合っていたよね?うれしいです。よけいに気持ちがこもるっていうか」(川畑)という微笑ましいやりとり。これが一対一で向き合うライブであることを実感する。
至近距離であるがゆえに、それぞれの曲が持つメッセージもよりダイレクトに届く。
「最期の川」では、ハンカチを手に涙ぐむ親子も。「こうして近い距離で、みなさんのリアルな顔が見えるところで歌えるのがうれしいです」(堂珍)というように、彼らのほうでもこのコミュニケーションを満喫している様子。今回のライブのテーマでもあった、"歌を通してメッセージを伝える"が成立していることを実感する。
ラストは、「Period」のカップリング曲「Brandnew Season〜夢の乗車券〜」。
出会いと別れが交錯する今の季節にふさわしいメッセージソングは、この日訪れたゲスト達を明日へと送り出す小さな勇気の炎となったに違いない。