富士山は日本人にとって、身近に感じる山だが、海抜3,776m。はっきり言って険しい山。
山頂は下界とは別世界。五合目(標高2,300m)まで車で行けてしまうので、つい忘れがちだが、5合目より上は低気圧圏内。高さを実感しないまま登り始めると、大概の人は登山途中で頭痛や吐き気など、軽い高山病の症状を体感することになる。
五合目に到着したら登山を開始する前に、1時間ほど休憩し、気圧に体を慣らすべし。
登山のペースは、少し歩いたら休む、といったゆとりが大切。
気分が悪くなった時は、無理をせず、休憩をとり、体を暖め、水分を多めにとるべし。
また、酸素も十分に取り入れるための深呼吸も効果的。
回復の兆しがない場合は、途中の小屋で宿泊するか、五合目まで下山すべし。
無理せずに頂上をあきらめ、下山する勇気も大切。
山頂の気温は8月でも10度前後。
下界とは約20度の気温差があり、夜明け近くには0度近くまで下がる。
また、登頂ルートはかなり険しい山道の連続。
服装、靴、装備は十分に整えて行くべし。
装備が重たいと、当然その分体力を消耗する。
装備は、できるだけ身軽に、かつ十分に整えるべし。
★必需品
タオル、水筒、登山靴(新品は不可。履きなれたものを)、手袋、雨具上下、着替え、軽食・非常食(アメ、チョコレートなど)、薬品(適量)、直射日光をさえぎる帽子、懐中電灯、ビニール袋(ゴミは持ち帰ろう)
★あるとベンリ!
アミノ酸飲料など栄養補助食品、携帯酸素、登山用ステッキ、ウエットティッシュ、スプレー式鎮痛消炎剤、外用鎮痛湿布薬
下山するのも楽ではない。平均的なペースでも下山の所要時間は約3時間。
しかも一部の筋肉は、下りの方が酷使される。酷使され、踏ん張りの利かなくなった足では、転倒の危険性も増すというもの。
無事に下山するまでが、富士登山。
山頂で御来光を拝んだとたん、気を抜かないように。
くれぐれも無病息災、安全第一で。


